米国政府連結財務諸表:財務省の作成プロセスにおける統制上の改善点
GAOは2025年度米国政府連結財務諸表(CFS)の監査において、財務省の作成プロセスに新たな統制上の欠陥を確認した。
米国会計検査院(GAO)による2025年度米国政府連結財務諸表(CFS)の監査において、財務省がCFSを作成するプロセスに統制上の欠陥が特定された。これらの欠陥は、連邦政府の内部統制における重要な不備の一因となっている。具体的には、連邦政府機関間における活動および残高を適切に会計処理できていない。また、連結財務諸表が基礎となる監査済み機関の財務諸表と整合していること、適切に調整されていること、および米国一般に公正妥当と認められる会計原則(U.S. GAAP)に準拠していることを合理的に保証できていない。さらに、純営業コストと予算赤字の調整表、および予算およびその他の活動による現金残高の変動計算書に含まれる情報が完全であり、適切に裏付けられ、監査済み機関の財務諸表およびその他の財務データと整合していることを合理的に保証できていない。
GAOは、2025年度CFS作成プロセスにおいて、3つの新たな統制上の欠陥を特定した。第一に、財務省はCFSの注記草案において、法的偶発事象を適切に報告していなかった。第二に、財務省はCFSの注記草案において、正確かつ完全な開示を一貫して準備していなかった。第三に、CFS作成に使用されるシステムであるPlanning Analyticsへのアクセスを年次で再認定するために使用される報告書は、付与されたアクセス権が適切であるかどうかを判断するには不十分であった。
2024年度のGAO監査完了時点では、CFS作成プロセスにおける統制上の欠陥に関連して、過去の報告書からの9つの勧告が未解決のまま残されていた。2025年度のCFS監査の期間中、GAOは財務省が過去の報告書からの3つの勧告を解決する是正措置を講じたことを確認し、これらの勧告をクローズした。これらの新規および継続的な欠陥は、重要な金額や開示事項が正しく反映されないリスクを増大させている。
本文書は、米国会計検査院(GAO)が実施した2025年度米国政府連結財務諸表(CFS)の監査結果を前提としている。対象は米国財務省の財務報告プロセスであり、米国一般に公正妥当と認められる会計原則(U.S. GAAP)の準拠、および連邦政府の内部統制の有効性を評価対象とする立場から記述されている。監査の時点は2025年度CFSの作成および監査期間である。
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