欧州委員会、自転車インフラとデータ収集に関する「Cycling Counts」調査を発表
欧州委員会は世界自転車デーに合わせ、EU全域の自転車インフラと利用状況に関する初の調査結果を発表した。
欧州委員会運輸総局(DG MOVE)は、世界自転車デーに「Cycling Counts」調査を公表した。この調査は、欧州連合(EU)における自転車利用の現状を評価し、EU全域の自転車インフラおよびデータ収集の基準を確立するものである。調査では、自転車ネットワーク、自転車利用、サイクリストの安全性、およびシェアサイクル・駐輪場・サイクル物流といった関連サービスという4つの次元でデータ収集手法を提案している。EUレベルで特定された自転車道・走行レーンのネットワークは900 000 kmを超え、これがサイクリストがアクセス可能なネットワークの比較可能な概要となり、将来のモニタリングの基準となる。
欧州における自転車利用のレベルには強いばらつきがあり、その結果は各国で異なる調査手法に依存している。しかし、データによれば、EU住民の約24%が少なくとも週に1回は自転車を利用している。自転車サービスに関しては、人口150 000人規模の約300のEU都市を対象としたデータから、大多数の都市でシェアサイクルサービスが導入されていることが示された。これは約300 000台の車両数に相当する。また、サイクル物流は急速に成長している分野である一方、駐輪場に関するデータと同様に、依然としてデータが極めて不足している現状が指摘されている。
本調査には、EUにおける自転車データ収集の現状および将来に向けた手法の提案、推奨事項が含まれている。さらに、27カ国それぞれの詳細な概要を記載した国別フィッシュも提供されている。報告書は、EU全域での自転車データ改善を支援するため、ステークホルダーを含む様々なガバナンスレベルで開始可能な取り組みについても提案を行っている。
本調査は、欧州委員会運輸総局(DG MOVE)によって発行された。前提となっているのは「欧州自転車宣言(European Declaration on Cycling)」であり、同宣言における自転車関連のデータ収集改善という責務に応えるものとして位置づけられている。データ収集は、効果的な政策立案と投資計画の策定に不可欠であるとされている。本調査の対象はEU全域であり、公開日は2026年6月3日である。
- 自社の事業領域におけるデータ収集の基準は、どのような4つの次元に基づいているか?
- 自社が収集・保有している自転車関連のデータは、他地域や他組織と比較可能な形式になっているか?