デジタル社会推進標準ガイドライン群の構成と内容の概要
デジタル庁が策定する「デジタル社会推進標準ガイドライン群」について、各ドキュメントの分類、位置づけ、概要をまとめた資料。
デジタル社会推進に向けた共通ルールとして、「デジタル社会推進標準ガイドライン群」が整備されている。これはサービス・業務改革や政府情報システムの整備・管理に関する手続、手順、技術標準等をまとめたものである。ドキュメントは、「標準ガイドライン(Normative:順守するルール)」と「実践ガイドブック(Informative:参考資料)」の2種類に分類される。
本体系は以前「デジタル・ガバメント推進標準ガイドライン群」と称されていたが、政府のみならず社会全体のデジタル化を推進する観点から名称が変更された。ただし、政府内部の手続を主とするドキュメントについては「デジタル・ガバメント」の呼称を継続している。
主要ドキュメントの内容は以下の通りである。
・政府情報システム関連:DS-100(推進標準ガイドライン)、DS-110(解説書)、DS-120(実践ガイドブック)、DS-121(アジャイル開発)、DS-130(用語集)など。
・セキュリティ関連:DS-200(セキュリティ・バイ・デザイン)、DS-201(リスク分析)、DS-202(CI/CDパイプライン)、DS-203(サプライチェーン・リスク)、DS-210(ゼロトラスト適用方針)、DS-211(CRSAのEA)、DS-212(属性ベースアクセス制御)、DS-220(セキュリティフレームワーク)、DS-221(脆弱性診断)、DS-222(ログ取得・分析)、DS-231(セキュリティ統制のカタログ化)など。
・クラウド関連:DS-310(クラウドサービスの適切な利用に係る基本方針)。
・データ連携:DS-400(政府相互運用性フレームワーク)。
・トラストおよびデジタルアイデンティティ:DS-500、DS-511、DS-512など、行政手続での本人確認に関するガイドライン群。
・サービスデザイン:DS-670.1(ユーザビリティ)、DS-671.1(ユーザビリティ導入)、DS-671.2(ウェブアクセシビリティ導入)、DS-672.1(ウェブアクセシビリティ広報向け)、DS-680.1(ウェブサイトガイドライン)、DS-680.2(ウェブコンテンツガイドライン)。
・その他:DS-900(ドメイン管理)、DS-910(安全保障等の機微情報)、DS-920(生成AIの調達・利活用)。
この文書はデジタル庁が発行したものであり、政府情報システムの整備・管理および行政手続のデジタル化を推進する政府組織および関係者を対象としている。本ガイドライン群は、政府情報システムの構築・運用における共通ルール(Normative)および参考資料(Informative)として定義されており、2026年時点の情報を反映している。各ガイドラインにはそれぞれ策定・改定日が記載されており、政府機関がシステムやサービスを設計・運用する際の手法や基準を提示する役割を担っている。
- 自社で提供するシステムやサービスにおいて、セキュリティおよびユーザビリティに関するガイドラインの推奨事項をどの程度網羅しているか?
- 政府が推進するオープンデータや相互運用性フレームワークの仕様を、自社のデータ設計にどのように反映可能か?
- 組織内の情報システム開発・運用プロセスにおいて、セキュリティ・バイ・デザインやアジャイル開発の実践ガイドブックを参考にする余地はあるか?